こんにちは、Megです。
もうすっかり日本での生活に順応している私ですが、最近ふと思い出したのが、 “カナダでの飲み会”のことです。軽いカルチャーショックを受けたことがいくつかあったので、印象に残っていることを思い返してみました。
この記事では、日本とカナダの「飲み会カルチャーの違い」について、経験ベースで私が感じたことをシェアします。
宅飲み派多し

日本で飲み会というと、お店に集まるのが一般的ではないでしょうか?ある程度の人数で集まりやすいのは、居酒屋やカラオケなどですね。
カナダでもパブやバー、ナイトクラブなどに繰り出して飲むこともありますが、どちらかと言えばホームパーティが定番でした。
ソファでくつろぎながら、音楽をかけたりゲームをしたりと、誰かの家で集まってラフに飲むことが多かったです。
ということで以下に紹介する違いは、主にホームパーティーをした時に感じた出来事です。
BYOB

Bring Your Own Beer (BはBeverageやBottleを表すことも)というフレーズがよく使われ、飲み物は自分で持参するのが基本スタイルです。
カナダではリカーショップでないとお酒を買えません。お酒の買い出しの時は、IDは忘れずに持参しましょう!デザインの可愛い缶ビールが多く、パッケージを見てお酒を選ぶのも楽しいです。
また、自分で好みのお酒を作ることができるのもホームパーティーの良さです。友人がホリデーシーズンに作ってくれた、美味しいグリューワインが今でも忘れられません。ひと手間加えて持参するのもアリですね。

日本の飲み会で定番のお酒を飲んでほしくて、カシスオレンジ風のカクテルを作ったこともありました。
ポットラック

カナダで初めて知った語彙が、『ポットラック(Potluck)』でした。食べ物はポットラック形式といって、持ち寄りが多いです。ホストに負担が少ない、良いシステムですよね。
何を持っていってもいいのですが、ヴィーガンやベジタリアンがメンバーに居るかどうかも、少人数の場合は特に気にかけてあげると良いかもしれませんね。
私は自分の住んでいた家でパーティが開かれることが多かったので、鍋やたこ焼きなどのメインを作ることが多かったです。持っていく時は、ワカモレとトルティーヤチップスのセット、ピザなど、スーパーで気軽に買えるものにしていました。
ファッショナブリーレイト

カナダのパーティあるあるのひとつが『ファッショナブリーレイト』。
パーティが始まる時間ピッタリに行くのではなく、わざと30分〜1時間程度遅れて行くことをいいます。
開始時間に行ってもほとんど誰もいないなんてこともあるので、ある程度盛り上がって来てから登場するのがスマートだったりします。
勝手に友達誘うのもアリ

実は私はこれが一番カルチャーショックでした。
日本だともし連れていきたい人が居た場合、「友達も連れて行っていい?」とホストへ事前に確認するのがマナーですよね?
カナダでは、友達や家族を事前申告なしに「連れてきたよ〜」というノリが結構あります。
もちろんホストやイベントの規模によりますし、『勝手に』というのは少々語弊があるかもしれませんが、カジュアルな集まりではパーティに限らず日常的にありました。
北米の結婚式では、招待された人が自分のパートナーを連れていく『プラスワン』という制度もありますし、面識がない人とも一緒に楽しんだり、新しい人が来るのを歓迎したりと、日本と文化的に大きく違うと思ったポイントでした。

逆に「友達連れてってもいい?」と聞くと、「そりゃ人数多い方が楽しいんだから当たり前じゃん」くらいの感じで、断られたことは一度もありませんでした(笑)
まとめ

以上、日本とカナダの「飲み会カルチャーの違い」でした。留学中のみなさんもこんな経験ありますか?
カナダの飲み会のスタイルは、形式ばっていないところが居心地良かったです。飲み会をひとつとっても、考え方や価値観の違いが出ていて面白いですね。
私は“申告なしに友人を連れてくる”のがどうしても理解できなかったのですが、『自分の常識は人のそれとは違う』と感じる機会でもありました。自分の積み上げてきた価値観が崩れる瞬間が、海外生活の醍醐味な気がします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。