こんにちは、Megです。
今日は私が自分のことをHSPと知ったきっかけについてお話します。
実は私も”HSP”という言葉自体を知ったのは、結構最近です。昔から細かいことが気になりすぎてしまう性格でした。一つの失敗を引きずってなかなか昇華できなかったり、人に合わせすぎてしまって自分の意見を言えなかったりということが多々ありました。”気にしい”という言葉で片付けていましたが、なんとなく生きづらさを感じていました。
きっかけは教習所
28歳で会社を辞め、有給休暇を消化してる期間で教習所に通っていた時のことでした。運転免許を取る際には、適性検査というものを受けると思います。運転の適性自体は、可もなく不可もなく、グラフの真ん中でした。ですが、細かい性格について分析されているページで、”神経質”の項目が大きく反応していました。
後日、安全運転についての学科を受けていると、
『他のどの項目よりも、この”神経質”という項目が出ている人は要注意。何か悩み事や気になる事があったらなるべく運転しないか、問題を解決させてから運転したほうがいい。』
と、教官に強く念を押されたことを、はっきり覚えています。
私はいつも表向きはヘラヘラしていて、周りに『悩みがなさそう』とよく言われていました。これを真に受け、神経質とは無縁だと思っていたので、正直驚きました。でも、今までの自分の言動を思い返すと、確かに神経質寄りかもしれないと思い当たる部分がありました。
例えば、匂いや音に敏感だったり、びっくりしやすかったりします。また、人が怒られているのを見ると、自分が怒られているような気分になってしまうなど、他人に感情移入してしまいやすいです。
HSS型HSPとは
そこからこの性格には、なにか法則というか理由があるような気がしました。はじめは発達障害のひとつかと思い、ADHDのセルフチェックをやったのですが該当せず。そこで色々調べていくうちに、この”HSP”という気質に自分がぴったりと当てはまると気付きました。
『Highly Sensitive Person』の略で、生まれつき敏感で感受性が高く、周りからの刺激を受けやすい気質のこと、だそうです。5人に1人はこのHSPと言われているので、なんら珍しいものではありません。
特に私の場合は”HSS型”という、HSPの中でも”好奇心旺盛で刺激を求めるタイプ”に当てはまります。飽き性で新しいことに挑戦するのは好きなのに、慣れない環境にどっと疲れてしまう、という一見矛盾しているように思えるタイプです。
ただHSPとは病気ではなく、あくまで気質です。そのため治療法などはなく、受け入れてうまく付き合っていくしかありません。
自分がHSPと知って
私の場合は、自分がHSPとわかって楽になりました。『どうして人よりも睡眠時間が必要なのか』『どうして初めての環境だとこんなに疲れてしまうのか』ただただ、自分が怠惰だからだと、自身を責めてしまっていました。
でも、今まで感じていた生きづらさの理由が、HSPという言葉で説明されて、すごく納得がいきました。また就活で自己分析した際に拭えなかった矛盾とも辻褄が合い、自分自身への理解が深まりスッキリしました。
自分の性格が好きかと聞かれると、今は『YES』とは言えません。ですが、私が今バンクーバーに留学しているこの状況も、HSS型の特徴である”好奇心旺盛さ”が導いた結果だと思っています。約30年付き合っているこの性格は、そう簡単には変わらないでしょう。だからこそ、自分をもっと理解して上手に付き合っていきたいと思っています。
自己紹介でも触れましたが、『自分に自信を持ちたい、変わりたい』と思い渡航を決めました。バンクーバーに滞在してから、少しずつ考え方が変わってきた気がします。今後のブログでは、そんな内面の変化も綴っていきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!