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1年半住んだカナダから離れる理由。【日本に帰りたい理由5つ】

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HSP/マインド

こんにちは、Megです。
ついに先日カナダより帰国しました。2022年の2月からカナダに住んでいたので、実に1年半ぶりの日本です。

以前Twitterでもツリー式で長々と呟きましたが、主に日本へ帰りたいと思ったのは家族の事情です。一人で住んでいる高齢の母親が心配だったので、留学当初から早く帰らなければとは思っていました。

しかしそれを抜きにしても、日本に帰りたいと思う理由が大きく5つありました。
今回は私が、『やっぱり日本がいいなぁ』と思ってしまった理由を書いてみようと思います。

理由①保険・医療制度

カナダに長く住むに当たって、1番の心配事は気軽に病院に掛かれないことです。

歯の痛みを感じた時に『もしかして虫歯かも!?』と感じるあの緊張と絶望は、もう味わいたくありません(笑)カナダで歯医者に掛かって10万円以上払ったという方のyoutubeを見て震えました。。。

日本で定期的に病院に掛かることと言えば、私は花粉症の薬くらいでしたが、きっと歳をとるにつれて薬が増えていくに違いありません。

実際にそんなに頻繁に病院へ行くかという話は別ですが『3割負担で、日本語で、歯科治療や眼科も含む病院に掛かることが出来るという安心感』はカナダでは得ることが出来ないと思ってしまいました。

カナダで日本語の通訳さんがいる病院に掛かったこともありますが、処方される薬はカナダの物なので、飲み慣れている日本の薬が少し恋しくも感じました。カナダの薬は大きめで赤やピンクなど鮮やかな色で、正直ギョッとします。

カナダでホームドクターがなかなか見つからないという話や、救急で行った病院で数時間待たされたというような声も聞きますし、日本の保険・医療制度はやっぱり安心だなぁと思ってしまいます。

理由②街の治安と衛生面

カナダに来てから地味にストレスだったことが、大麻の臭いとホームレスの多さとトイレの汚さ、でした。

バスの中に大麻の臭いが充満していたり、街を歩いてると急に漂ってきたり、ニオイには敏感な方なのでダウンタウン周辺を歩くだけでも気分が悪くなりがちでした。

治安に関しては、ホームレスの方や薬漬けの方が多くて正直怖いです。今までに危害を加えられたことはないのですが、外出時は常に気を張っていないとならないので疲れます

またカナダの駅には基本トイレがありません。外出先でトイレを見つけても、ウォシュレットや温かい便座は当然ありません。そして、『どう使ったらそうなる?』というくらい汚いことも多いです(笑)ショッピングモールなどのトイレでは、便座を一度拭いてから座る習慣が身に付きました。帰国後に日本のトイレに入った時に、便座が十分綺麗なのにもかかわらず、便座クリーナーが設置されていることに感動しました。

理由③物価・家賃が高い

最低賃金の高さに釣られて、半ば出稼ぎ目的でカナダに来ましたが、やはり物価が高いです。

特に家賃に取られてしまうのがもったいないなぁと感じます。
東京で一人暮らしをしていた時は、結構良い条件でも6万円しない家賃で住めていました。カナダではシェアハウスが基本で、一人暮らしをするには20万円は必要と聞きます。日本で20万払ったら、かなりいいお家に住めますよね。

もしカナダにずっと住むことを考えた時に、一生シェアハウスで暮らすのは辛く、かといって一人暮らしをするのも金銭的にキツいと感じました。日本でシェアハウスをする機会はなかったので良い経験ではありましたが、出来ればもう一生したくないです(笑)

理由④日本から遠い

長く住むに当たっては、日本とカナダの物理的な距離の遠さがネックだなぁと感じます。

飛行機で10時間程かかるとなると、気軽に行き来することは出来ませんし、航空券も高いです。もっと近くて航空券も安ければ、私も1年半の滞在の間に一時帰国したかったです。簡単に帰れない故に踏ん張れたというのもあるかもしれませんが。

また時差はほぼ丸一日。日本とカナダで連絡を取るのも簡単ではありません。行き来した際の時差ボケも辛いです。

理由⑤娯楽やコンテンツ

最後にかなり個人的な話ですが、結局私は日本が大好きということに気が付きました!

慣れ親しんだ新宿や池袋に、続々と新しいお店がオープンするニュースを見る度、私が居ない間に知らない街になってしまうのが耐えられませんでした(笑)

私の趣味である温泉、プラネタリウム、カラオケ、ダーツなど、1人でも気軽に行けるのは最高だったなと、東京近郊の娯楽の多さと便利さを改めて感じます。そしてこの1年半、ずーっと湯船が恋しかったです(泣)

また海外アーティストが大好きという訳でもなく、海外ドラマもほとんど見ません。よく聴く音楽は専ら邦楽です。そのため日本のアニメや雑誌、音楽などのコンテンツが恋しくなったり、日本でライブに行きたいと思ったりすることがありました。

カナダではハイキングをするようになったり、ビーチでチルするという楽しみを覚えたり、自然に癒されることは多かったのですが、それ以外の娯楽の面では、カナダに住むことにあまりメリットは感じませんでした。

PR(永住権)について

PRの取得について、一度も考えたことがないのかというと、そういう訳でもありません。

私がco-op学生として通ったカレッジでは、日本人を含む周りの子の多くはPRの取得に積極的でした。
最長でも2年ほどで帰国すると決めていた私も、PRという選択肢を身近に感じて、今後のことを改めて考えるようになりました。

カナダでたくさん友人も出来ましたし、働きやすく住みやすい場所だとも感じます。日本にいる時よりも、周りを気にせずのびのび過ごせるような気もしますし、何より英語圏で暮らすのは小さい頃から憧れがありました。

Meg
Meg

カナダ移住、かっこいいかもしれない!そんなふうに思っていたことも実はあります。

さて、冒頭のツイートの話に戻りますが、私は家族との限りある時間を過ごす為に日本に帰ることを決めました。ですが、長い目で見ると、その家族が居なくなった後の選択肢として、カナダに住むのもアリかもしれないとも考えました。

ただ、PRを取得するのに何年かかるかはわかりません。もっと言えば確実にとれるのかどうかもわかりません。周りの友人にPRを持っている子もいますが、何年もPRを目指してカナダに住んでいても取得できないという子もいます。

家族と過ごす数年間とPR取得に奮闘する数年間。どちらも早ければ早い方が良いので、どちらかを今すぐ選ばなくてはなりません。2つを天秤にかけた結果、必ず取れるという保証がなく、何年かかるかわからないPRを目指すよりも、限りある家族との時間を作りたいと判断しました。

ツイートでも書いた通り、これが日本に帰国したい1番の理由です。いつまでも実家があるとは限りませんし、帰れる場所があるうちに帰っておこうと思いました。人生って長いようで短いなぁと考えさせられます。

また、『PRを取ったらカナダでコレがしたい!』という先の目標や、どうしてもPRを取りたい決定的な理由が私にはありませんでした。PRを取ってからがスタートとも聞きますし、今思うと私のような軽い気持ちでPR取得に挑むのは難しかったと思います。

まとめ

以上、私が1年半カナダに住んでみて、日本に帰りたいと思った5つの理由でした。

もっと若ければ勢いで決断していたかもしれない、とも思うのですが、このタイミングで来ていなければ移住について考えることはなかったかもしれません。

この1年半で、本当に大切なことや今後大事にしたいことがわかったような気がします。日本の良いところばかり書いてしまいましたが、カナダも本当に素敵な場所でした。ですが、離れてみたことで日本の良さも再認識しました。これからも当たり前の幸せに感謝しながら生きていこうと思います。

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