PR

【感動エピソード】バンクーバーカフェで出会ったお客様達の素敵なお話。

スポンサーリンク
co-op/ワーホリ

こんにちは、Megです。

私がカフェで働いて良かったと思うことのひとつは、たくさんの素敵なお客様に出会えたことです。以前の記事でも少し触れたことがありますが、フレンドリーで心の広いお客様が多く、いつも優しい言葉をかけて下さりとても励みになっていました。

素敵だなぁと思う場面に遭遇したことが何度かあるので、今回はその出来事をシェアしようと思います。

お客様と店員は対等

日本で長く接客に携わってきましたが、日本では絶対的に”店員よりもお客様が上”という風潮がありますよね。お店側に落ち度がある時ももちろんあるのですが、理不尽なクレームや過度なサービスを要求され、嫌な思いをしたこともあります。最近やっと『カスハラ』という言葉が出てきましたが、まだまだ『お客様は神様』の意味を履き違えている方も多いです。会社の指示としても丸く収めるためにお客様の要望に従い、折り合いをつけることも多々ありました。

私がカナダにきてびっくりしたことのひとつが、お客様と店員は対等な関係であるということでした。もし店員側がミスをしたとしても、必要以上に怒鳴りつけるお客様は見たことありません。正当な理由があってクレームが起きてしまうこともありますが、基本的にはクレームは少なく働きやすいです。だからこそ、このように素敵なエピソードが多いのかなと思います。

お会計が足りない時は…

オーダー時にお金が足りなかったり、カードが使えなかったりすると、後ろに並んでいるお客様が快く『いいよ払うよ!』と支払って下さる場面に遭遇することが結構あります。

私の働いていたカフェでは何も頼まずにお水だけ欲しいと言われた場合、カップ代をいただいているのですが、払いたくないと強く主張する女性がいらっしゃいました。こちらとしては皆様に同じ対応をしているので、その方だけ特別扱いする訳にはいかず困っていると、後ろに並んでいた男性が何も言わずにペットボトルのお水を買ってその女性に渡しました。スマートですごくかっこよかったです!

たまに出くわすのが、ホームレスの方がご自身で『これ買ってくれない?』と並んでいるお客様に交渉する場面です。すると結構な高確率で買ってもらえています。優しい…。

このように、全く関係ない方を助けてあげる場面に遭遇したことが何度かあります。心に余裕があるって素敵ですね。

スタッフがミスをしても…

いつも同じものを頼まれる常連のお客様が来店された時、オーナーが『カスタム全部わかってるから聞かなくていいよ』と私に言って、アイスのドリンクを作り始めました。その方は私の知っている限りでは、いつもホットのモカをオーダーされていたので、確認したらオーナーの勘違いでした。ミスが発覚した際、全く違うドリンクなのに『もう作ってるならそれでもいいよ!』と仰っていました。結局オーナーは作り直していましたが(笑)

スタッフがもしオーダーを間違えても、怒ったりせずに『それでいいよ』と仰る方は多いように思います。ミスはないに越したことはないですが、人間なのでゼロには出来ませんよね。お客様の心の広さに感動です。

Pay it forward

ある日、レジ以外のところに50ドル以上の現金が入った封筒を見つけました。何のお金なのか同僚に聞いたところ『常連のお客様が、ホームレスの方とかお金が足りないけどコーヒーを買いたい人の為にくれたんだよ。』と。カナダのカフェでは『Pay it forward』と呼ばれるようなシステムを採用しているカフェもあるようですが、初めて知った時は衝撃でした。

Pay it forward システムがあるカフェ。誰かのためにサンドイッチやコーヒーの支払いをしておき、その分は必要な人が受け取れる仕組み。

さらに、カード払いのマシンが不調で使えなくなってしまった際に、その方が現金100ドルを『これを並んでる人達の為に使って』とレジに置いていかれました。心が豊かすぎて、どうしたらそのように生きられるんだろうと尊敬してしまいます…。この思いやりの気持ち、見習いたいです。

私達スタッフへのホリデーギフト

上記と同じ常連のお客様のお話です。カナダデーとクリスマスには、スタッフ全員にホリデーギフトを下さいました。出勤するとスタッフの人数分の名前が書かれた封筒が用意されていて、中身は現金でした。それも1人あたり結構な金額で、こんなにいただいていいのかと驚きました。

その方にとって私達のカフェは、立ち寄るのが毎日のルーティーンであり生活の一部なのだと思います。その方に限らず、コーヒーを飲みに来店されるというよりも、同じく常連のお客様同士で話すためや私達スタッフに会いにいらっしゃるお客様も多かったです。スーパーで買う方が安いのに、どうしてわざわざ高いお水やジュースを購入されるのだろうと疑問に感じていましたが、商品以上の付加価値を提供出来ているのだと気付いた時はとても嬉しかったです。

まとめ

以上が、私がカフェで経験した素敵なお客様の感動エピソードでした。

もちろん素敵なお客様もいらっしゃれば、何も頼まずに爆音で音楽を流して叫んだり居座ったりするクレイジーな方々もいて、刺激的な職場でした(笑)現在カナダのカフェで働いている方も、これから働かれる方も、素敵なお客様達に出会えますように!

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました