こんにちは、Megです。
私は2022年12月で無事に9ヶ月のco-opプログラムを終え、カレッジを卒業しました。ビジネスコースを専攻し、インターンシップとしてはカフェで働いていました。
co-op留学のリアル。メリット・デメリットぶっちゃけます! | HSS型HSPアラサー女の海外生活 (hsshsp-meg.blog)
以前、座学期間中にこちらの記事を書きましたが、インターンシップまで終えてみて、さらに思うことがあったので、リアルな感想をシェアしたいと思います。
ワーホリと比較して良かったこと
私は当初、コロナ禍による様々な規制がなければ、ワーホリで渡航する予定でした。ですが、実際にco-opプログラムを利用してみて、良かったと思える点もあります。挙げるとしたら以下の3点です。
座学期間で濃い交友関係ができる
これがco-opプログラムを利用して良かったと思える一番のポイントでした。カレッジで出会った友人はかけがえのない財産です。グループワークやプレゼンを通して、クラスメイトから学ぶこともたくさんありました。
もし私がESLしか通っていなかったら、ほとんど友人がいなかったはずです。というのもESLは、入れ替わりが激しく、数ヶ月で帰国や都市移動してしまう子が多いと思います。co-opプログラムを利用する子達は、少なくとも1年弱はカナダの同じ都市に滞在する子がほとんどでした(コースにもよりますが)。特に南米出身の子達は永住権を取るつもりで来ている子が多かったので、カレッジを卒業した後も一緒に遊ぶことがありました。
また日本人の子達との出会いも、私にとっては意味のあるものでした。私のコースには大学生や20代前半の子が多かったのですが、純粋で柔軟でまだ何にも染まっていなくて、私の考えが凝り固まっていたことにも気付かされました。同じ日本人でも、日本に居たら出会うはずのなかった人達との出会いは新鮮で面白かったです。
目標がより明確になり、上司からフィードバックをもらえる
ワーホリと比較してco-opプログラムの良いところは、最後にカレッジに提出するレポートとして、上司から評価やフィードバックを書面で受けられることです。また、毎月の成果をレポートで提出しなければならないので、自分で目標を立てて仕事に取り組む必要があります。それが面倒でもありましたが、見方を変えれば、目標を立てる習慣と、それを達成するために自分を客観的に見るというプロセスが身に付きました。
もしco-opプログラムではなくワーホリでカナダに来ていたら、ただなんとなく働き『今月はこの目標を達成しよう』などど考えることはなかったはずです。もし目標を立てることがあったとしても、それを達成できたかどうかまで振り返ることはしなかったでしょう。私の場合、このレポートを通して大きな成長と自信を得られました。
一定の期間働いた達成感がある
co-opプログラムで卒業するためには、インターンシップとして働かなければならない時間が決まっています。ワーホリなら自分の好きな時に辞めて都市を移動することも出来ますが、co-opプログラムで仕事を変える際はカレッジの手続きが必要です。また新しい仕事が見つからなければ、卒業時期が延びてしまうリスクもあります。
もし仕事を変えたとしても、与えられた一定の期間をやり遂げたという点では達成感があるはずです。仕事なのでもちろん楽しい時ばかりでなく、上手くいかなくて辞めたい時もあるかもしれませんが、卒業できる時間を満たして働いたことで自信になると思います。
co-opでがっかりしたこと
座学の授業内容
座学期間に習った内容は、私にとっては正直そこまで大きな学びはありませんでした。自習の時間が多かったり、先生からもあまりやる気を感じられませんでした。基本的に内容が薄く、ビジネスというコース名でありながら、授業はカスタマーサービスやコミュニケーションに関することがほとんどでした。私の選んだコースの座学が4ヶ月半だったので、期間的に内容が浅くなってしまうのは仕方ないのかと思います。ただ私の場合はインターンシップとして、興味のあったバリスタの仕事に就けたことが嬉しかったです。
就職サポート
インターンシップに就くためのサポートが少ないと感じました。授業内ではレジュメの添削や面接の対策などは一切なかったです。またカレッジのプリンタは貸してもらえないので、レジュメなどは自分で印刷する必要があります。
カレッジの杜撰な体制
これはco-opプログラムというよりもカレッジの問題ですが、何度連絡をしてもメールの返信が来なかったり、先生の欠席連絡が授業開始から30分後に伝えられたり、不安になる事が多々ありました。ですが生徒には24時間以内にメールの返信を求めたり、レポートの提出期限を過ぎると罰金が科せられたり、フェアじゃないなと思うことがありました(笑)
現地で働いてco-opの学費は取り返せるの?
まず実際にco-opプログラムで渡航するためにかかった費用は、こちらのブログ記事にまとめています。
co-op留学にはいくらかかる?実際にかかった費用&内訳公開! | HSS型HSPアラサー女の海外生活 (hsshsp-meg.blog)
エージェントの謳い文句で、『co-opプログラムならパートタイムとインターンシップで週40時間働けるから、最初に払った分の学費を取り返せる、さらに貯金もできる!』というようなことを聞きます。これは答えとしては『Yes』ですが、私の体感的には『No』です(笑)
どういうことかと言うと、『学費を取り返せる』と聞くと、学費としてカレッジに払った分がまるまる浮いて返ってくるようなイメージを持つかと思います。カナダで仕事をして、学費以上の額を稼ぐことは可能です。ですが、その稼いだお金はカナダでの生活費になります。家賃や物価は高いですし、『せっかくカナダに来ているのだし』と贅沢をしてしまうこともあります。
貯金が出来るというのも間違ってはいないのですが、最終的には貯金した分をこちらでの娯楽や旅行に切り崩す人も多いです。経験はお金に変えられないので、それはそれで有意義な使い方だと思います。
あくまで私を含めた周りの子達の意見ですが、『貯金は出来るけど、思っていたよりは貯まらなかった』という感想を持つ子が多かったです。
まとめ
以上が、co-opプログラムを卒業してみて思う素直な感想でした。
このco-opプログラムを通して、私自身とても成長できたと感じていますし、諦めずに続けてこれた自分を誇りに思います。最初はワーホリで来れば良かったと後悔もありましたが、結果としてco-opプログラムとワーホリでそれぞれ違った経験が出来て満足しています。
この記事がこれからco-opプログラムを使って渡航する方の参考になれば嬉しいです。また、現在co-opプログラムを利用している方には、素敵な出会いや経験があることを祈っております。
以下の記事も参考になれば幸いです。
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